生きるって、生物の本能なのかと思った

先日、カッターを使ったときに誤って指先をザックリ切ってしまいました。イテェッ!と感じてみた指先は血まみれでした。血を拭き取り、絆創膏で止血しました。

数週間たった今、指先は元通りになってます。

その事について考えちゃったのです。「指先の切り傷は自分の意思で治したことなのか?」

僕は医者じゃありませんし、医学知識のさわりも知りませんが・・・少なくとも絆創膏で止血した以外に、自分の意思で切った部分を元通りに治したと思ってはいません

ヒトを構成しているあらゆる部分って、自分の心・意思にかかわらず、自己の壊れた部分を治癒する力(=本能)があるんだなぁと、思いました。

今現在、僕はうつ病で自宅療養しています。だから、こういった普通の人が当たり前に考えないことを、考える時間があるのです。

うつ病の治療法は、リラックスすること(思うに、うつ病の原因となる阻害要因を無くすことだと、主治医とのやり取りで理解しています)と、医師から処方された薬をきちんと飲むこと。パンフレットに書いてありました。そうしているうちに、生きる活力が元に戻って完治する病気だそうです。

それって、切った指先が自分の意思にかかわらず治ることと似ているなって、思うのは僕だけでしょうか?

ーーーーここからは別話題ーーーー

ただ、うつ病というものに、僕は4年以上(多分、うつの阻害要因そのものはそれよりもっと前から)経っても治っていません。何故かというと、リラックスできる環境を作ることが、今の日本の世の中では、すごーく難しいからだと思ってます。

まずは、最低限の生活をするにしても、絶対に必要なのは、働いて収入を得て、その維持費を賄わなければならないことなのですが、主治医によれば、うつ病の阻害要因でもっとも多いのは、その「働く事」だそうです。

これってさ、働かなきゃ生きていけないことと、丸っきり正反対のことじゃないですか。これじゃ、治るものも治らないのは当然でしょ。

ーーーーここからは、これから休職して傷病手当金をもらおうとしている人へのメッセージーーーー

  1. 自宅療養で手当てが支給される1年半の間に、絶対にリラックスできる環境を維持できるか検討すること。想定外の出来事もね。(僕の場合は親が認知症になって、その世話をしなければならなくなったことがその想定外の出来事)
  2. もし1ができないと判断したら、入院が絶対いいです(最低2が月だそうですby主治医)。一切の阻害要因から解放され、治療に専念できるからです。(これは、いまさらながらの僕の後悔)

完治していないのに、復職すること=うつ病悪化と思っています。これは、ツイッターを見ると、うつ病で長い年月苦しんでいる人が多いことで思い知らされます。休職しても収入があるのなら、絶対に完治させましょうよ!

うつのみんな!治して楽しい生活を取り戻そうよ!