国債が破綻しないと言っている財務省見解を調べてみた

評論家の中野剛志氏が、講演で国債が破綻(デフォルト)しないことを、財務省事体が言っているのに、何故今、まったく逆のことを言っているの?という元ネタが本当に財務省のホームページにあるのか調べてみました。Youtubeの講演内容(12分辺りにあります)

財務省の英語版サイトに確かにありました。(過去)

warp.ndl.go.jp

上記の内容は、なんで日本国債の格付けランクが低いの?っていう議事録みたいです。

中野氏が引用した文書は、文中にあるAnnex 3(別紙3)にあります。

1章(1)項に、確かにありますね。日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられないと。

但し、上の議事録ページは、財務省が過去に作成していて、現在は存在しません。このページは国立国会図書館が保存しているものだと、ページ上に表示されます。

でも、2002年5月10日に、財務省第一特別会議室で行われたのは事実であると言えます。

だた別紙か書いた本人 Masaki Omura, Counselor of the Minister’s Secretariat(おおむらまさき内閣参事官?)という人と、英語のCounselor of the Minister’s Secretariatという役職をググってみてもありません。Wikiも見ましたが、過去の政府にそのような役職がないこともわかりました。架空の人物なんでしょうかね。

今の財務省のホームページに、国債を日本の借金と表現して以下のページのように説明しています。

日本の財政を考える

じゃ、その借金をどのように返済するかというと、

将来世代の税収等が充てられることになる」

だそうです。

ちょっと考えてみましょう

財務省とマスメディアは、国の借金を「国民1人あたりに換算すると900万円弱になる」と報じています。これって、赤ちゃんが900万そこそこの借金を持って生まれるってことと、同じ意味になりますよね。

これをおかしいと思うのは僕だけでしょうかね。(多分僕だけなんだろうな)

国の債務を国民の借金と教育されている

北の国が大将軍を神と・その南の国が日本は敵国だと、子供のころから教育のプログラムに導入されているように、私たち日本人も、国の債務についてそのように教育されているので、誰一人疑うことさえしません。

僕の住んでいる地方で、税金に対する作文のコンクールがあって、その最優秀作文を読みました。僕にとってその内容は驚愕でした。入賞した「優秀な子」達。この子たちは、命まで削りながら税金を払続け、信じた道を歩んでいくのかと思うととてもかわいそうだと、心から思います。

 

最後に、僕がお金とは何か?国の債務とは?税金の真の目的とは?を勉強した結果から申し上げます。

国の債務は、国民の借金ではありません。政府が作り出した債務です