TVはSNSのせいにするな(トイレットペーパー等品切れ)

朝、テレビを見たら、開店前のドラッグストアに長蛇の列ができている光景が報道されていた。こんな光景を見せられたら、国内に在庫があろうと無かろうと不安になると思う。

テレビはSNSのデマ等が原因と言って、他人事のように報じているが、ドラッグストアの光景を映した瞬間、品薄の原因が、テレビ報道の責任にもなることを分かっていない。

事実、トイレットペーパーやティッシュが店から消える1日前の午後、とあるホームセンターで、トイレットペーパーを握っている中・高齢の客が目に付いた。大きなカートに2つとか入れてるおばあちゃんも見かけた。中・高齢者がSNSを見て買いに行ったとは考えにくい。PCやスマホを持ってないだろうと思うのと、スマホを持っていても、小さい字を老眼鏡をかけて、SNSを見ている老人を想像できないからだ。(これは僕の主観で、実際は違うかもしれないことをお断りしておきます)

中・高齢者はテレビは観る。字が大きいし、解説付きだからね。それに長蛇の列ができている実像が目に入ってくる。それはSNSから発せられたデマ・誤報と前置きしても、在庫は十分にあると言葉で言っても、列をなして買っている人がいる事は事実。無くなるなと、思ってしまうのは当然だと思う。

こういう事態になった責任が、取り上げたテレビ番組側にもあることを認識してほしい。そして自粛するのは、テレビ側のほうだ。どのような事態になるのかを予測した放送内容とすべきだと思う。在庫があるというのなら、その在庫を見せればよい。とにかく現場の実態を見せるだけってのは、返って不安になる。安倍首相が全国休校を要請したはいいが、それによる損失の補償の説明が無く、国民が戸惑ったことと同じ。

はじめはSNSかもしれない。それによって、とある地域の出来事を全国ネットで放送したら、また品薄になるものが身近なものであればあるほど、深刻な事態になるね。